X(旧:Twitter)にて1億6000万PVを突破した日常ショートストーリー『雨と君と』をご存じでしょうか?
雨の降る日に出会った1人の女性と、1匹の『自称』犬との緩やかな日常が描かれている本作では、犬と自称するたぬきの正体が気になりつつも穏やかな日々が不思議と落ち着く作品となっています。
アニメ化もされた本作について、ここでは紹介していきます。
『雨と君と』ってどんな話?基本情報やあらすじを解説!
『雨と君と』は雨が降る日に女性小説家の主人公、藤がダンボールに入って捨てられているたぬきと出会ったことから始まる日常ショートストーリーとなっています。
見た感じとしてはたぬきなのですが、本人(本狸?)は犬を自称しており、藤も犬だと認識しているのが少しシュールな面白さをだしていますね。
ここでは、『雨と君と』の作品に関する基本情報や、あらすじについて解説していきます。
『雨と君と』の基本情報を紹介!
『雨と君と』は、二階堂幸先生が執筆している作品で、講談社さん出版の週刊ヤングマガジンにて連載されています。
2024年8月では累計発行部数が50万部を突破している作品で、その人気の高さは第1巻が発売前に重版されたと聞けばよくわかるでしょう。
また、2022年に『でらコミ!3』で準大賞を受賞し、その後も『次にくるマンガ大賞2022』にて第4位に入賞した実績もあります。
さらに、アメリカ合衆国のニュースサイトでも芸術性とストーリーを称賛されており、国外でも人気があるのがよくわかるでしょう。
2025年7月から9月までアニメも放送されている人気作品です。
『雨と君と』のあらすじを紹介
ある雨の日に、1人暮らしをしている女性小説家の藤は、ダンボールに入って捨てられているたぬきに酷似した動物を見つけます。
たぬきはスケッチブックを使って筆談で犬だと自称し、飼いやすいとも主張する芸達者な側面を披露し、藤は自称犬を連れ帰って『君』と呼んで一緒に暮らすようになりました。
周囲の人たちは『君』を他の動物ではと考えることもありますが、藤は雑種犬だと紹介するし『君』も筆談で犬だと訴えるところにシュールな面白さがあるでしょう。
『君』を犬だと認識する人もいれば、犬じゃないと思う人もいるので、その不思議さも本作の魅力でしょう。
たぶん仲良しという不思議な距離感にほっこりする人が多くいる作品となっています。
『雨と君と』のキャラ紹介!
『雨と君と』は主人公の藤と自称犬の『君』を中心に広がっていく日常ショートストーリーです。
ここでは、主人公の二人を中心に作品内のキャラクターについて詳しく解説していきます。
藤
本作の主人公で、小説家をしています。
雨の日に『君』を拾って、一緒に過ごすようになりました。
1人でいるのが好きで、物静かな性格ですが『君』と呼んでいる自称『犬』を大切にしています。
現在は肩ぐらいのショートヘアにしていますが、高校生時代はロングヘアでした。
普段は裸眼ですが、小説を書くときなどでは眼鏡をかけています。
家族としてイタリア料理人をしている強面だけど楽しい性格の父親や、ストレートな性格の母親、そっくりな見た目の双子の弟のテルがいます。
家族にも『君』を紹介しており、父親からはかわいいと気に入られたり、テルと藤のそっくり具合に『君』が混乱する様子がありました。
他にも、高校時代からの友人として『君』をたぬきみたいだと評した為に『君』からそっけなく扱われるミミや、ミミへのツッコミ役をする『君』と仲良しなレンがいて、二人の日々やストーリーに彩りを与えてくれます。
『君』については犬だと考えており、どういう動物かと聞かれればはっきりと犬だと答えるくらいです。
食事に関してもきちんと犬用のものを与えたり、果物を与える際にもナシよりもリンゴが良いからとリンゴを用意する真面目さもあります。
アニメでは早見沙織さんが声優を担当しています。
『君』
藤に拾われた自称『犬』ですが、外見はどう見てもタヌキです。
しかし、ただのタヌキとは言い難い要素が数多くあります。
- 人間の言葉を理解している反応を見せる
- スケッチブックとペンを駆使して会話している
- リモコンなど人間が扱う機器を操作できる
簡単に上げるだけでもこれだけあるのが確認できますね。
藤を筆頭に幾人かの人からは犬と思われていますが、近所の動物病院の先生などからは犬じゃないと思う人もいますが、それに対しても『犬です』と伝える描写がありました。
食い意地が張っており、人間の食べ物にも興味を示しますが盗み食いするしかないぐらいです。
まれに盗み食いに成功しますが、その後は藤からしっかり怒られてます。
その正体については謎が多く、様々な考察が挙げられています。
アニメでは麦穂あんなさんが声優を担当しています。
きいちゃん
藤のことが大好きな隣人の少女です。
ドイツ人の母親と日本人の父親のハーフで、学校ではインターナショナルスクールに通っています。
『君』のことは犬だと素直に信じ込んでおりますが、彼女の家で飼われている犬は正体に感づいているのか『君』を見ると唸って威嚇しています。
アニメでは湯本柚子さんが声優を担当しています。
アニメ化もされた『雨と君と』!アニメの情報をお伝え!
『雨と君と』は2025年7月から9月までアニメ放送もされていました。
オムニバス形式で続いていく話なので、一話だけみるという形でも親しみやすいタイプの作風となっています。
原作者の二階堂幸先生が学生時代、石川雅之先生の書いた漫画『もやしもん』を読んでいたエピソードから、アニメの8話ではもやしもんのキャラ『A・オリゼー』が出てくる描写も出ています。
タイトルにもなぞらえてティザーPVでは雨の描写も非常に丁寧に表現されているので、映像美も楽しみたいという人にもおすすめです。
『自称』犬だけど見た目はたぬき!その正体について考察!
藤に飼われている自称『犬』な『君』ですが、その見た目はどう考えてもたぬきです。
しかし、ただのたぬきとは思えない要素も多くあります。
先ほどもキャラ紹介でお伝えしたように、人の言葉を理解している様子や人の道具を用いてコミュニケーションをとることができるため、普通の動物ではないでしょう。
ネット上での考察やWikipediaでも化けたぬきではないかと考える声があります。
頭の上に常にはっぱがあるところでも、化けたぬきではと考える人が多いのでしょう。
ただし、現在発行されている8巻までの間で『君』の正体が明確にされている描写はありません。
今後の展開でその正体について明らかになる描写が出てくるのか、気になりますね。
まとめ:正体不明な『君』と過ごす穏やかな日常がほっこりかわいい『雨と君』
『雨と君』では、藤と『君』が過ごす穏やかな日常が描かれています。
何気ない日常を小説家だからこそ詩的な表現を用いる藤と、なんてことない顔で過ごしていく『君』の様子に癒されるという声が多数見受けられます。
その中でもやっぱり実感する犬とは言えない見た目で『犬』だと自称する上に、普通の動物とは違う様子から『君』の正体に対しては非常に興味深いです。
今後のストーリーで『君』の正体について言及されるのかも気になりますし、藤と『君』が過ごす穏やかな日々をこれからも見守りたいという気持ちもでてきます。
8巻では藤の弟テルとその妻ワコの間に子どもが産まれたり、藤が脚本をしたアニメが無事、試写会を迎えられたりしました。
今後もどのような日常を二人が過ごしていくのか、楽しみですね。

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